ノミを駆除するために有害な化学物質の入った薬品が使われます。
大半のノミ対策用品のラベルのは『皮膚との接触をさけること』と警告されています。
人間には短時間でも触れることが出来ず洗い落とさなければならないものなのに
なぜ動物に投与するのでしょうか・・・ 皮膚は皮膚なのに
使用される駆除剤や殺虫剤などの化学薬品は成分と説明書を必ず確認してほしいと思います。
使用したときの副作用についても知識をつけてくださいませ。
使用すればするほど体の中に蓄積されてしまいます。
動物側のことを考え自然素材のものを使用してあげてほしいと思います。
人間側にとっては知識が必要で手間はかかりますが長いスパンで考えると、
健康上の差は必ず出てきます。
【ノミ用対策用品】
ノミ用対策用品は皮膚から、そして吸入によっても吸収されます。
これらの化合物を動物が舐めるかもしれないし、飼い主さんも動物を撫でているあいだに
手についてしまうかもしれません。
ノミ用の首輪や粉は効能が高い為に皮膚に炎症を起こしたり毛が抜けてしまうこともあります。
ノミは急速に増殖するのでノミ駆除用品を使っても生き残ります。
そういうノミは殺虫剤に対する抵抗力がつきます。
健康状態がひどく悪い動物が一番ノミを引き寄せるというのが獣医たちがもつ共通の
見解です。問題はノミの存在だけではありません。
その上、ワクチンや抗生物質、ステロイド剤のような薬物の過剰な使用が原因で深刻な
アレルギーの問題が生じていて多くの動物たちはノミを我慢できなくなっています。
【ノミのライフサイクル】
大人のノミは3〜4か月間生きます。
その期間中にふけか塩の結晶のように見える小さな白い卵を動物の体に着々と産みつけます。
ノミの卵は幼虫になり敷物や布張りや毛布、床や土などの裂け目や割れ目に住みつきます。
これらの幼虫はジャンプしたりそれほど遠くまで進んだりは出来ないので動物が毛づくろい
したり体を引っかいたりする際に落ちる乾燥した血液の黒い点のようなノミのほこりを
食べて育ちます。
1〜2週間経つと幼虫はさなぎになりさらに1〜2週間経つと小さなノミになり一番近いところ
にある暖かい体に飛び乗り噛んで1食分の血液を吸いそれからこのプロセスを開始します。
飛び乗るのはたいてい身近な動物の体、時には飼い主さんの場合もあります。
このサイクルは家の温度や環境によって異なり2〜20週間と開きがあります。
ノミのシーズンの夏期にはこのサイクル全体で2週間かからないので夏は急速に増えます。
大人のノミを駆除してもそれと同時に無数のノミの予備軍が環境の中で発育しています。
幸いなのは卵や幼虫、さなぎと彼らが食べて育つノミのほこりは掃除機で吸い込んだり
洗濯機で洗い流すことができます。
また発育途上のノミはほとんど動くことができないので動物の眠る場所に集中していることが
一番多くなるのでどこを掃除したら良いのかわかりやすいのです。
まずは動物と家の両方を清潔にすることです。
特に動物の眠る場所を綺麗にすることが大切です。定期的に掃除をすればノミのライフサイクル
が中断されます。
ノミのシーズンが始まる前に行動することも大切です。
【安全で効果的なノミ駆除】
・カーペットはスチームクリーニングをしましょう
少々高価ですがノミの卵を殺すのに効果があります。
・こまめに掃除機をかけましょう
ノミの卵、幼虫、さなぎを捕えられるよう少なくとも週に1度は床と家具に掃除機をかけて
完全に清潔にしましょう。掃除機の付属品など使い動物が眠る場所に集中して行い
重い家具の下や割れ目や隅に届くようにかけてください。
ノミがひどく繁殖している場合は掃除機に吸い込まれ逃げる大人のノミを殺すために掃除機の
紙パックにノミよけ首輪など入れると効果があります。そうしない場合はただちに処分しましょう。
そのままにしておくと卵と幼虫が発育してしまいます。
ビニールの床はモップをかけましょう。
・寝具は週に1回は洗濯しましょう。
石鹸の入った熱湯で洗濯し高い温度で乾燥させましょう。熱は卵を含むすべての段階の
ノミを殺すのに効果的です。ノミの卵はつるつるしているので落ちないように注意しましょう。
・自然なノミ駆除シャンプーで動物の体を洗いましょう。
dリモネンを含んでいるような無害のシャンプーを使いましょう。
・すき櫛をかける習慣をつけましょう。
ノミを捕まえるすき櫛を購入してすき櫛をかける習慣をつけましょう。
ノミの繁殖の度合いと1年のどの時期かによって毎日にするか、週に1度か、月に1度か
決めましょう。ノミのシーズンの始まりは毎日行うのがおすすめです。
・出来る限り全体にすき櫛をかけましょう。
特に頭や首や背中など徹底的にかけましょう。
ノミを捕まえたら櫛からはずして石鹸の入った熱湯に沈めるか、すき櫛を浸して湯の中で
ノミを引きはずすといいでしょう。
作業しながら櫛を拭けるように使い古しのタオルを膝にかけておくと便利です。
終わったら石鹸の入った水とノミをトイレに流しましょう。
【戸外でのノミ対策】
・芝生を定期的に刈り取り水をあげる。
草が短いと日光が浸透して土壌を暖めることができるので幼虫が死にます。水をあげると
発育途上のノミが溺れ死にます。
・アリがくるように推奨しましょう。
アリはノミの卵や幼虫を食べてくれます。これも庭の昆虫をすべて殺してしまう殺虫剤を使わない
理由のひとつです。
・露出した地面の睡眠場所を殺菌しましょう。
暑くて天気の良い日はその場所を重い黒いビニールシートで時折覆ってやりましょう。
枯葉などのくずを掃除してから覆うと下に貯蓄される熱がノミと幼虫を殺します。
これは生きた草や植物を保存しておきたい場所には適さないので注意してください。
・草に覆われた場所や湿った場所に農業用石灰をまきましょう。
ノミが干し上がります。まず、枯葉などのくずを掃除してからにしてください。
【殺しにくいノミには】
・ノミ用の粉末ハーブを使いましょう。
体に優しい素材のもので駆除しましょう。
・ノミ用ハーブカラー(薬草首輪)を使いましょう。
ハーブカラーには虫よけハーブオイルがしみ込ませてあります。
・食事に酵母補助食品とにんにくを加えてみましょう。
酵母補助食品がノミの数を減少させることを示す研究もありますし、まったく効果がないことを
示す研究もあります。動物の健康状態が良い場合には好都合な作用があるようです。
ノミよけ剤としてのにんにくの有効性も多くの人が認めていますがこれを裏づける研究結果は
今のところでていません。
【十分に駆除できない場合】
・特殊なノミよけ鉱酸塩でカーペットを処理してもらいましょう。
カーペット処理に使う比較的無害な鉱酸塩を使ったり販売したりしている製品で効果が
上がっているとの報告があります。
1年間効果が持続し成虫と2〜3週間かけて発育する各形態のノミを完全に殺すそうです。
・年に1〜2回天然の精製していない珪藻土を壁に沿って家具の下や掃除機では綺麗に
ならない裂け目や割れ目の中にふりかけましょう。
白亜の岩に似たこの生成物は実は単細胞の藻の化石化した残骸です。
動物や人が直接接触しても無害ですがノミなどの多数の昆虫やその幼虫には嫌われます。
この土の細かい粒子が昆虫の外骨格を覆っているものを攻撃して昆虫を殺します。
頻繁に使用したり、直接動物にかけることはおすすめできません。
炎症を引き起こすほこりを動物、飼い主さんが吸い込むことになるという理由です。
使用する際には防塵マスクをしてください。この土は有害ではありませんが天然で
精製していないものですから吸い込むと鼻の通路に炎症を引き起こします。
(注)
プールのフィルター用に販売されている珪藻土は使用しないでください。
大変細かく砕いてあってこの粒子を吸い込むと肺に入って慢性的な炎症を引き起こします。
・ピレトリンや天然の除虫菊の入ったスプレーかパウダーを使いましょう。
全ての殺虫剤の中で一番無害で従来のノミ駆除用品にも含まれています。
効果を持続させるにはマイクロカプセルに入った製品を使うと良いでしょう。
この種類の製品は『スローリリース』とラベルに記載しているでしょう。
カーペット処理システムか珪藻土を使うのと同時に繰り返し塗布してください。
そうすることで大人のノミと発育途上のノミの両方を同時に殺すのに役立ちます。
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